不動産取引の中で重要なことのひとつに土地の「境界確定」があります。
売主は境界を確定して土地を引き渡す。
確定ができない場合には契約白紙になる。
という条件が付されている売買契約が主です。
土地の境界線を確定するには隣地所有者の調査への協力が必要となり、
その内容は現地での境界線の確認です。
一見簡単な事なのではと思われがちですが、
隣地所有者が隣地に居住していない場合というのはとても多く、
連絡が取れないケースは少なくありません。
確認のために何度要請しても応じてもらえない場合があります。
国土交通省は「みなし確認」の仕組みを整え
これまでの境界確定の制度が見直されるということです。
境界確定には他にもいろいろな問題が生じます。
それらがスムーズに解消できるような仕組みができることを待ち望んでいます。